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設立趣旨

設立者より


     

 我が国は、いよいよ大学全入時代を迎え、大学への進学率は益々上昇することが予想されます。しかし、大学の教育費の家計全体における支出割合は、決して少ないものではなく、最近の所得格差の増大により収入の少ない家庭の若者の中には、経済的理由により大学への進学をあきらめざるを得ない者も少なからず存在します。また、我が国より優れている学問分野を海外で学びたいという若者も少なくなく、海外留学の費用の負担も平均的なサラリーマン家庭にとっては厳しいものとなります。

 優秀な能力を持ちながらそのような教育機関で学ぶことを断念する者がいることは、その者自身の将来のみならず、わが国の将来の発展にも損失を与えかねません。そこで、経済的理由によりゆとりのある修学が困難な人たちの何か力になりたい旨の意思表示をたびたび表明していました。

 その後、卒業生や同業の人達と意見交換し合いながら、この意思の具体化につき考えてまいりましたが、この程、私が個人財産を提供し、これを基金として育英奨学の制度を設け、前述の趣旨に従い運用していくことを企画しました。
 
 この事業の運営にあたっては、私自身の理念の達成を永遠に磐石にするため、知友同志の者と相談して、ここに公益財団法人鶴見輝彦育英会を設立した次第であります。


                   公益財団法人鶴見輝彦育英会
                   設立者 鶴見輝彦




公益財団法人鶴見輝彦育英会

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